意外!建売住宅の日当たりで後悔するのはこういう理由だった?
[say name=”すばる” img=”https://55smile.biz/240926bk/wp-content/uploads/2019/08/70e183cf13277317cb6ad93b719b92ed-e1567387288921.jpg”]家を買ったら日当たりが予想よりも悪くてむっちゃ後悔してる。うわーん!![/say]
こういう人が、実はかなりいるんじゃないかと思っています。
その理由と、日当たりチェックに必須の知識をお伝えします。
日当たりが悪い家はどうなる?
[list class=”li-chevron”]
- 秋~冬がとても寒い。寒すぎる。
- リビングが暗いから物悲しい
- キッチンは真っ暗
- 電気代が非常に高額になった。
- 庭にコケが生えてきた
- 壁にカビが生じた
- 日差しが入らないので、1日中ジメジメしている。
- 日当たりが悪いので1日中、電気をつけっぱなし
- 1階の洗濯物は乾きが悪い
[/list]
こんな感じで後から失敗したと感じる方もいるようです。
上記を承知で買うのでしたら、全く問題ありませんが、想定していないのでは後悔のタネになるのは間違いありません。
[say name=”小森谷” img=”https://55smile.biz/240926bk/wp-content/uploads/2019/08/a9f357c06210fb5db7f2cfbf6762d5ec-e1567231372381.jpg”]私は物件の内見時に必ず説明しますが、こちらでまとめておいてお客さんに見てもらえるように記事を作成しました。[/say]
日当たりが1年で最も厳しい冬は日当たりチェックに最適
冬に建売住宅を見に行くと、日当たりについて後悔することを避けることが出来ます。
これはとてつもないメリットです。
なぜなら、冬のシーズン以外に新築一戸建てを買うお客さんはみんな日当たりリスクを抱えることになるからです。
[say name=”すばる” img=”https://55smile.biz/240926bk/wp-content/uploads/2019/08/70e183cf13277317cb6ad93b719b92ed-e1567387288921.jpg”]日当たりリスクって、何さ?[/say]
[say name=”小森谷” img=”https://55smile.biz/240926bk/wp-content/uploads/2019/08/a9f357c06210fb5db7f2cfbf6762d5ec-e1567231372381.jpg” from=”right”]家を買ったあとに想定していたよりも日当たりが悪い!という不満につながるのが日当たりリスクだよ。暖房費用は電気代もヘビーだし、何より寒い[/say]
冬に物件を見るときだけは自然と日当たりが1年で最悪の時期なので日当たりチェックできますが、他の季節でもちゃんと計算できるのでご紹介します。
季節ごとの太陽高度から日当たりシミュレーション可能
ご存知の通り、日当たりは季節によって変わるんです。
太陽高度は、お日さまの角度です。
ほら、”南中高度”って勉強した記憶ありませんか?1日のうちで最も太陽高度が最高角度になったときの状態です。
この南中高度を数値で見るとビックリする人が多いです。
夏至・・・・・・80度
春分・秋分・・・55度
冬至・・・・・・30度
で私は覚えています。
南中高度は冬のシーズン、冬至で最低になります。
つまり冬至の辺りは最悪に日当たりが悪い時期です。
おまけに日が暮れるのも早い。
夏至と冬至の南中高度を足して2で割ると春分・秋分の南中高度が求められるんです。そうやって覚えちゃいました。
30+80=110
110÷2=55(春分・秋分)
これを私のすっごい下手なイラストで解説してみます。
はい、ぽつーんと家がありました。
しかし、そこには光が存在しませんでした。
家の人はニコニコしていますが、暗い家で暮らしづらそう。
哀れに思った神様は、「光あれ」と言いました。
グッとガッツポーズしながら言いました。
奇跡が起きて、太陽が現れて日当たりという概念が生まれました。
同時に、四季が訪れてスマイルホーム君は「太陽高度がシーズンによって変わるやんけ」と気付きました。
そんなこんなで、あっという間に家がバンバン立ち始めました。
南にオレンジ君の家が建ちました。
家と家の隙間は南側に6メートルしか空いていません。
高さは同じ2階建ての家です。
埼玉県の良くある日当たり事情と酷似していますね。と誰かさんがつぶやきました。
スマイルホーム君は言いました。
「冬至のシーズンはオレンジ君の家が邪魔して1階に日が全く当たらんやんけ」
と。
春分・秋分は日当たりがあるようです。
でも、もともと闇の住人?だったスマイルホーム君はオレンジ君に文句を言うこともなく、仲良く暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。
[say name=”みみ” img=”https://55smile.biz/240926bk/wp-content/uploads/2019/08/5a832922bb7d603e273a02b39194f9d4.jpg”]かなり雑なストーリーだが、リビングがある1階の日当たり事情を知るには良いかもね。[/say]
というわけで、上記のシミュレーションから得られることをお伝えします。
■冬シーズンの1階は日当たりが注がなくなることが多い。
■2階については基本的に日当たり良好。下の画像を見てください。
たとえ冬至であっても、2階目線であればたっぷり日が注ぐことが多そうです。
※南側に6メートル、建築物の高さは同程度と想定して。
やはり、日当たりが最も厳しくなる冬シーズンに現地で実際に日当たりを確認できるのはこれ以上ないメリットだと思います。
太陽高度に詳しいサイト:モノタロウ 日照と日射 生活や実務に役立つ計算サイト 日照計算(地名選択) 北島建築設計事務所 夏至冬至春分秋分太陽南中高度角度と住宅の縁側軒先庇と日当り エムズアソシエイツ 季節によって変わる日照角度
夏に物件を見るとどうなる?
夏のシーズンは最高で80度前後の角度までお日さまが来ます。
もう、ほとんど垂直ですよね。
真夏に新築一戸建てを見に来た女性客がいました。
奥さん「ここ、日当たりは良いんですか?」
営業マン「もちろんです。抜群に良いですよ!リビングだけでなく、お庭まで明るいです。これなら日当たりは安心じゃないですか?」
この営業マン、夏のシーズンだけにしか当てはまらない大噓をこいている可能性があるということです。
夏に家を見ると日当たりが悪い家なのに良く見えてしまう問題
冬のシーズンは、家が密集する市街化区域の住宅地は日当たりが半減します。
なのにですよ?
太陽が移動する南の方位に隣地との距離が3メートルしか空いていなくても、夏なら日当たり抜群になってしまうわけです。
不動産に不慣れなお客さんが「日当たりも大丈夫そう」と勘違いしてしまい、冬に日当たりがゼロで寒すぎる思いをすることもあるのは想像できます。
後悔して欲しくないので、下手くそなイラストを用いて解説させて頂きました。
南向きの家
まとめ
今回は” ”意外!建売住宅の日当たりで後悔するのはこういう理由だった?”というテーマで解説しました。
新築一戸建てを冬に買うメリットを理解して頂けたでしょうか。
とは言え、冬に見ることもできない場合も多々あります。
その場合は、今回のように定規と分度器でシミュレーションしても良いかも知れません。
ざっくりと分かりますので、やらないよりも後悔は少ないですよ。
下記よりLINEでお気軽にお問い合わせください。