人生史上最高にクールでかっこいい奢り方をされた経験をシェアしたい。

奢り 奢る ダンディ かっこいい

この記事は以下のような人に向いています: 最高にカッコイイ、上手なおごり方を知りたい人

すばる

今回は不動産関係ないやつ!

人生史上最高にカッコイイ&上手なおごり方をされたことがあるので、その経験をシェアしながら、どうしてそれがカッコよく見えたのか分析していきたいと思います。

最高にカッコイイおごり方をしてくれた方は、大学時代にアルバイトしていたお店の先輩です。

アルバイトなので、そんなにお金を持っているとは思えませんが、誰もがその人に一目置くような美学を持っている先輩でした。

俺のおごりだからとは絶対に言わない

その人は「俺のおごり」とは絶対に言いませんでした。

お店に入る際にでも「奢るよ」なんて言われたら、こちらも遠慮します。

気兼ねなく何でも注文できるようにするための配慮でした。

当然、先輩はメニューを見て「高いな」なんて決して言いませんでしたね。

それでも、1枚3000円とかの上カルビ等を焼肉で良く食べさせてもらったものです。

話をするのではなく、聞いてあげる

奢るつもりの人は、しばしば態度や表情に出ます。

酒が入ることも多いですから、気付かぬうちに横柄な態度になったりします。

結果として、つい、、、しゃべり過ぎちゃうんですよね、

その逆で、先輩は良く話を聞いていました。

なんて謙虚な人なんでしょうか。

人は自分の話を聞いてもらえれば、それだけで満足することができます。

先輩は自分が楽しくなるより先に、相手が楽しむことを優先してくれていました。

恐らく、その根底にあるのは他者へのサービス精神、愛でしょう。

見返りは一切求めない

「明日から仕事頑張ってくれよな」

「今度2人でデートしよう」

とか先輩は私にも女性スタッフの同僚にも一切言いませんでしたね。

つまり自分の立場を強くするために奢るのではないんです。

おごられる側目線だと、そんな先輩は器が大きくて、気前よい。

だからこそ、こちらも何かしてあげたくなるような気持ちが自然と湧きます。

見返りを求めて人付き合いをする人では、こうは行きません。
雲泥の差があるんですね。

会計を済ませて1人先に消える

トイレに行くと見せかけて、全員の支払いを済ませて1人で夜の街に消えていく。

”ごちそうさまでした”も言わせてくれません。

食べ足りない・飲み足りないという場面ではありません。

もう十分に満足しているという絶妙なタイミングで先輩は席を立ちました。

照れ臭いのでしょうか?いいえ男の美学です。

そして翌日以降にこちらが「ごちそうさまでした。いつも奢ってもらってばっかりです。今度は俺にも出させてください。」と伝えると、

「だったら俺はいいから新人にでも奢ってやりな。」と言うのです。

こうも言いました。

「そういう気持ちがあるなら、俺じゃなくて他の人を大事にしてあげな」

この言葉から考えても、先輩は見返りを一切求めていません。

自分に還元されるように奢るのではなく、もっと広い視点なんです。

先輩→私→新人・周りの人

という形で気前良く奢ることが出来るサイクルが生まれたらどうでしょうか?

先輩に無条件に奢ってもらった人は、それを新人にするようになります。

新人が育ってきて後輩を持つようになれば、同じように無条件に奢ってあげます。

そういった人が社会で増えると、「世の中捨てたもんじゃない」という風に世の中が明るくなります。社内でも雰囲気が良くなります。

ここで辛い役回りなのは、奢りのサイクルを作る一番初めの人。

つまり先輩ですね。

だから人としての器がでかくないと、こういう素敵なサイクルは作れません。

お金があるとか、稼ぎがどうとかってのは2の次です。

今では自分が

「俺も若いころから色々な先輩にたくさん奢ってもらってきたんだよ。だから今は俺が奢る順番なだけなの。

君もその時が来たら、部下や後輩に同じように奢ってあげて。それが俺へのお返しだと思って。」

と考えられるようになってきました。

前職の時では後輩に対してはそのような気持ちでした。

今は小さな家族経営の会社なので職場に奢る相手がいませんが。。。

うちの会社が儲かってスタッフさんが増えたら、そうしてあげたいと思います。

結局、私はそのかっこいい奢り方をするアルバイト時代の先輩に何もお返し出来なかったわけです。

ですが、当時先輩が言葉だけでなく行動・態度で大人の奢り方の流儀を示してくれたからこそ、こういう風に思えるようになってきた男が1人現れたぞと言いたいです。

あの先輩なら、きっと喜んでくれると思うので。

先輩、こういう考えで良いんですよね?