トラック運転手・ドライバー・運送業の住宅ローンのよくある問題点と対策。

駆ける馬 冬

この記事は次のような人に向いています: トラック運転手さんで家を買う方・ご主人が運送業に勤務されている方・運送業はローンに通りにくいと言われて不安な方

運送業の方は住宅ローンの否決率が多いのか

トラック運転手の方がいるおかげで、日本の至る所に便利な生活必需品が手に入ります。

Amazonの買い物も運転手さんがいなければ届きません。

ありがたいことです。

長距離移動をされていて疲れているだろうに、快く道を譲ってくれるドライバーさんもいます。

私はそんなドライバーさんが好きです。(大学時代は佐川急便で”荷引き”のバイトをしてました。しんどかった・・・)

結論から言いますと、運送業の方だから住宅ローンに落とされるということはありません。

銀行によってはドライバーというだけで不利になることもありますが、そんな銀行はこっちから願い下げです。

ちゃんと審査してくれるところに相談すれば良いんです。

職業のランク付けをしている銀行や保証会社もありますが、多くの金融機関は

「購入する物件がその人に見合ったものかどうか」

をチェックしています。

だから身の丈以上の物件であれば、否決可能性が高まります。

ちゃんと返済できるような範囲での予算で購入するなら、承認されるのです。

落ちてしまう原因は致命的なものだったり、マイナス要因が重なってしまってしまったからです。

だから、その原因を確認していきましょう。

対策できるものもたくさんあるのです。

良い家が見つかっても、住宅ローンに通らなければ住めません。

まずは現状把握をしていきましょう。

1発アウトクラスの否決原因を解説します

■過去に金融事故を起こしている→否決確率:100%

いわゆる個人再生・自己破産を指します。事故が起きてから10年間はローン否決となります。

代位弁済・強制解約については5年間ローン否決となります。

■長期延滞によるブラック→否決確率:100%

”61日以上の滞納をした人”または”3か月以上の延滞をした人”

これは異動と呼ばれており、事実上のブラック扱いとなります。

滞納してブラックになった人はこんな人でした。

→携帯電話の本体代金を分割払いを延滞

→クレジットカードの分割支払いを延滞

完済から5年間ほど経過するまではローン否決となります。

■国民健康保険の滞納者→否決確率:100%

銀行は本人確認書類のチェックとして、健康保険証を確認しています。

この時に提出した健康保険証が”国民健康保険被保険者資格証明書”または”短期被保険者証”となっているケースがあります。

これは国民健康保険料をずっと滞納している人に交付されるものです。

実は保険料は税金です。

銀行は税金を支払わない方を厳しく見ます。

「税金も払わない人には住宅ローンを審査できない」と見ているのかな。

ともかく、まず通らないでしょう。

ちなみに、正社員が国民健康保険というのもかなりのマイナス要因です。

なぜなら社会保険料を支払う義務が勤務先にはあるはずだからです。

この場合、勤務先が雇用形態を正社員と呼んでいるだけで、実質は個人事業主として仕事をさせているケースもあります。

ちなみに、”国民健康保険”だから落ちることはないのでご安心ください。

とは言ってもマイナス要因になりますので、審査先の選択を慎重に検討すべきです。

対策:都市銀行やネット銀行など、審査が厳しいところには相談しない。

リンク:国民健康保険被保険者資格証明書について宮城県ホームページ 

    狛江市 国民健康保険被保険者証について

マイナス要因となりそうな原因を解説します

【消費者金融で借りている→マイナス度★★★★★~★★★★】

昔で言うサラ金ですね。

金融機関の多くが消費者金融を嫌っています。

結果的にかなりのマイナス要因となってしまい、他でプラスの要因が無ければ否決となりやすいです。

対策→フラット35なら通る可能性あり。消費者金融の返済分まで住宅ローンとまとめて融資してくれる金融機関で申込む。

白い犬 笑う 住宅ローンとカードローン・キャッシングを合法的にまとめ借りする唯一の方法。 万歳して寝る猫 住宅ローンと自動車ローン(マイカーローン)を合法的にまとめる唯一の方法。

みみ

フラット35は基本的に返済比率さえ厳しくなっていなければ、金融機関独特の思考を審査に含めない傾向が強いので救われることがあるにゃ。

【ローン・リボ払い・キャッシングを複数利用中→マイナス度★★★】

消費者金融よりもマイナス要因としては軽いのだけど、結構厳しめです。

返済比率を圧迫してしまう要因にもなりますし、審査担当者からの心証が悪くなるんです。

計算する美しい女性 住宅ローンの返済比率(=返済負担率)の意味と計算方法をわかりやすく。

対策:可能であれば、複数あるローン・リボ払い・キャッシングを1本に減らす。親に借りてでも完済してからローンを申し込む。住宅ローンと合法的にまとめられる銀行で申込みする。

【滞納歴あり・延滞してた→マイナス度★★★】

ここで言う延滞は61日未満の滞納のことです。

過去2年の個人信用情報の履歴を徹底的にチェックされますので、滞納回数は少ないに越したことはありません。

犬と海 砂浜 住宅ローン審査に落ちる原因。過去の滞納・延滞の対策はコレ 猫 お座り  個人信用情報が5分でわかる。住宅ローンと異動(ブラック)の関係は?

対策:心当たりがあるなら、フラット35へ。

【勤務先が良くない→マイナス度★★★★~★★】

一般的な会社では”所得税・住民税・その他の社会保険料”を給与から天引きしています。

そう、会社があなたの代わりに税金を納めています。

ところが、これがされていない会社がある。

具体的には源泉徴収票をチェックして発覚します。

問題となるのは源泉徴収票の中の”社会保険料等の金額”が極端に少ないとか、空欄みたいなケースです。

社会保険料等の金額が年収の1割にも満たなかったら、何か問題があるかも。確認してみましょう。

小森谷

これは社会保険料を会社が天引きしなければならない義務があるのに、していないということです。

ここで「勤め先が良くない」というマイナス要因になります。

勤務先が悪印象ですと、銀行は自身の持つ情報システムでその会社のことを良く調べます。

良い情報が出れば良いのですが、きまって悪い情報が出るものです。

こうなると悪循環です。

さらにこのケースですと、ローン申し込みの方が実態は”正社員ではないのでは?”と判断される可能性が高いです。

じゃあ、どう見られるかというと”個人事業主”・”日雇い労働者”等です。

正社員として見られない場合、マイナス要因となります。

対策:まず現状を正確に把握する。正社員として見られないようなら、申し込みは雇用形態を問わないフラット35に絞る。

信金や地銀は運送会社情報に詳しい

あなたのお勤め先の経営状況を良く知っている銀行もあります。

信金や地銀は特に運送会社に融資をしているケースも多く、地元密着の信金や地銀は数も限られているため珍しくありません。

融資をしている=決算書類を見ていて、経営状況を良く知っているというわけです。

もしもですが、あなたのお勤め先の運送会社の経営状況が良好でない場合は、住宅ローンが通りにくくなる可能性もあります。

一生懸命仕事をされているドライバーさんに酷ですよね、だからあえて勤め先の取引先でない銀行に申込みをするのも手だということです。

もう1つ。

国営系のフラット35であれば、そういった心配は全く無いと言って良いです。

【同族会社勤務・親の会社勤務→マイナス度★★★~★★】

家族経営ですと支払われる給料に正当性がなかったりしがちです。

「儲かったら税金で取られるより、家族にパーッとわけちゃう」みたいな社長もいます。

給与明細書ないとか。

あわせて社会保険料を支払っていないケースも多め。←本当はマズイ状態ということです。

実は正社員としてみることができないケースも多く、その場合は確定申告をしています。

これらが複合するとかなり厳しいです。

大半の銀行では、追加資料として会社謄本とか色々要求されますので更に審査が厳しくなりがちです。

対策:雇用形態や親の会社勤務をマイナス評価しないフラット35に申し込む。

【運送業自体の評価→マイナス度★~特に無し】

運送業・トラック運転手の方は客観的に見ても、事故・ケガにあいやすく、リスクは高めです。

そして何より、離職率が高い業界でもあります。

しかしそれを踏まえても、それだけで落ちることは絶対にない!ってことが言いたいです。

確かに金融機関によっては運送業をかなり低く見ている感じを受けるところもあります。

でも諦めないでください、いくらでも可能性があります。

むしろ真面目に働いている方が大多数なんですから、こっちもどうにかして協力したいと考えています。

運送業だから落ちるのではなく、滞納しているから落ちたとか、絶対他に理由があるんです。

対策:運送業に対してもフラットな目線で評価してくれる銀行でローン申し込みしましょう。→信用金庫とフラット35とか。

信用金庫は取引先のデータをたくさん持っています。地場の運送会社は信用金庫と取引している場合も多く、会社経営が危ない状況だと、本人に問題はなくとも落とされる可能性があります。

こういうケースもあるので経営状況が厳しい場合は、勤め先と取引をしていない信用金庫にローン相談するのが正解です。

小森谷

まとめ

今回は”トラック運転手・ドライバー・運送業の住宅ローンのよくある問題点と対策。”というテーマで解説しました。

何度もお伝えしますが、運送業だから落ちるということはありません。

むしろ今回挙げた事例に当てはまるものがないのであれば、全く問題ありません。

落とされる場合は職業ではなく他に必ず原因があるので、しっかり対策をしましょう。

基本的な対策はこちらも抑えてくださいね。

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