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この記事は次のような人に向いています: 建売住宅を買うことを検討している人・飯田グループの新築が気になる人
小森谷
パワービルダーとは何のこと?
新築住宅の供給に特化した販売会社・建売会社のことです。
具体的には一建設株式会社・アーネストワン・飯田産業・東栄住宅・タクトホーム・アイディホームなどの飯田グループホールディングスを一般的に指します。
飯田グループホールディングスの売上高は1兆円を超えており、新築住宅の供給は年間40,000棟以上。
その存在感の大きさから、新築住宅を検討する際に避けては通れません。
他にも一部上場企業のケイアイスター不動産、アイダ設計なども関東地域では物件を良く見ます。
すばる
みみ
新築住宅を買いたい人に役立つ情報
価格交渉・値引き交渉について
これは大変みなさんの興味のあるところだと思いますので、別記事で解説させていただきます。
参考記事:建売パワービルダーの決算期が到来、値引き交渉のコツ
参考記事:新築一戸建ての家を買う。価格交渉して費用と値段を下げる準備と方法
参考記事:新築一戸建ての価格が下がるパターンについて解説します。
四半期ごとの決算時期を考慮して買う
決算セールと掲げた家電量販店でお得に買い物をした覚えはありませんか?
実はパワービルダーでも同じことが言えます。
営業所によっては現地販売チラシに「決算期につき価格値下げ!」などの広告をしている場合も実際にあります。
飯田グループの場合、毎年3月が決算時期です。四半期で言うと6月・9月・12月がそうです。
※例えば飯田グループでは決算短信にて決算時期は公表されている。
実際に多くの物件が安くなるのですが、条件があります。
決算時期までに引き渡しを必ず出来るものでなければ、値下げは行いません。
加えて、「お客様への引き渡しは決算月中にできますか」と必ず念押しの確認をされます。
なぜかと言うと、企業として売上計上が出来るのが家の引き渡し日(=お客さんからお金を全額支払ってもらう日)だからです。
特に飯田グループホールディングスは建売住宅業界を牽引していて、販売棟数を毎年増やして売上を高めることを大きな目標にしています。
そのため、実際に物件の価格見直し・値下げが行われるのはこの引き渡しに間に合うようなタイミングで行われます。
3月決算であれば、早くて年明け、遅くとも2月の初旬時期くらいには慌ただしく価格改定が行われています。
実際に契約から引き渡しまでには3週間前後の時間を要しますので、恩恵を受けれるタイミングは2月~3月頭の時期のみ。
現金一括払いの方だけは、即決済も可能ですので強いですね。
プロの視点:決算期の建売住宅の販売強化は上場企業ならではの傾向
なぜ毎年のようにこういった事が起きるかというと、上場企業の宿命があります。
上場企業は株主等出資者の期待に応えて、”増収増益”を毎年目指しています。右肩上がりの経営以外、許されないのです。
そしてパワービルダーの優秀なビジネスモデルである「たくさんの仕入れを安く行い、早く建築をし、お客様に適正価格で引き渡す」ということと相性が良いのです。
お客様の中には「こんなに安くて大丈夫かしら」と不安がる方もいます。
ですが、上記の説明通りこれ自体は少しもおかしなことではありません。
建物自体の価値は値引き前でも大幅値引き後同じです。
売主が提携している銀行で住宅ローンを利用し、ローン支払いもお得にする
具体的には飯田グループであればみずほ銀行と住宅ローン提携を行っています。結果的に通常よりも金利優遇が多くなる可能性があります。
お客様自身の年収・勤続年数は数値化されていますので銀行が実態よりも良く見てくれることは難しいです。
なので購入物件の担保価値(=銀行から見た物件の価値)を割増して見ているのではないかと思われます。
銀行さんに聞いても具体的に教えてくれないので予想なのですが。
住宅ローンは総合的な判断にて融資の可否が決まります。
好材料と見てくれる部分が増えるのは審査の結果に良い影響を与えるのだと思っています。
とにかく、大事なことは通常のルートでみずほ銀行さんを利用するよりも実際に金利が安くなることがあるということです。
他には飯田グループの場合フラット35の住宅ローンに特化しているファミリーライフサービスが利用できます。
一般的に審査をするのは住宅支援機構(=公的な性格を強く持つ独立行政法人)のため、「どこの窓口から申し込みをしても関係ないよ」と言われがちです。
しかし、本当はこのファミリーライフサービスの担当者がフラット35を利用したい申込客を「融資に適している人物です」ということを伝えるために熱意を持って作文する。
それを住宅支援機構が参考資料として見るプロセスがあります。
「住宅ローン担当者の力量のおかげで通ったに違いない」という嬉しい案件が過去に何度もありました。特に自営業の方・経営者の方は審査の時にこういう担当者が重要だと痛感したことがあります。
小森谷
他にも年間10000棟以上を販売している大手企業の一建設株式会社ではネット系銀行の代表格である住信SBIネット銀行と提携しています。
他にも先進的な考えの住宅ローン商品を扱う楽天銀行・総合的に魅力度の高い住宅ローン商品を扱うイオン銀行・茨城県では圧倒的な信頼と実績を誇る常陽銀行等が提携関係にあります。
つまり飯田グループの各社独自に提携関係を結んでいる銀行もあるわけです。
ポイントは住宅ローン審査申込の前に、不動産担当スタッフが売主にきっちりと提携関係銀行の聞き取りをし、適切な窓口・ルートで申し込みをしないといけません。
つまりネットや店頭でスピーディーに申し込みが出来るからといって、申し込むと提携扱いにはなりません。要注意です。
キャンペーン実施期間中に購入する
直近の事例ですと、飯田グループホールディングスの各社(一建設・アーネストワン・タクトホーム・東栄住宅・飯田産業・アイディホームなど)が行っている、このキャンペーンですね。
2019年7月12日~2019年9月15日までの間、最大100万円の住宅購入支援金がもらえます。
対象物件もごく一部とかではなく、かなり広い。50万円の住宅購入支援金物件もたくさん用意されています。これは知ってた知らなかったで下手したら100万円も損をする話ですので、大事なことです。
9月15日までに買った人が得する一方、翌週の9月22日ではキャンペーンも終了していますし、常にキャンペーンは意識しておきたいものです。
ケイアイスター不動産でも2019年9月30日までサマーキャンペーンを実施しております。
上記は大々的な全グループ規模でのキャンペーンですが、他にも会社単独で行う場合とエリア部門単独(事業部単位)と営業所単独で行う場合があります。
しかも上記キャンペーンを超えるような内容のものも埼玉県北エリア部門単位や営業所単位等で行われる場合もあり、侮れません。
100万円分の追加工事費用サービスや150万円相当の太陽光発電セットをプレゼントとか過去にありましたね・・・
これは常に情報を入手している会社でないと気付かないこともあります。
私の場合、売主様に検討しているお客さんを案内する前に最新の販売状況と一緒にキャンペーンの有無もあわせて確認をしています。
まとめ
上記は、私が実際に見聞きしてきた経験を踏まえての話です。そして毎年、パワービルダーの影響力は不動産業界の中で大きくなってきているのを実感しています。
実際のところ、良い土地はだいたいパワービルダーが買って押さえてしまうのは良く見られます。土地情報を集める力が段違いなのは事実です。
今後もこれは!という情報を提供したいと思いますのでよろしくお願いします。
下記よりLINEでお気軽にお問い合わせください。